資産形成で1番大切だと思う事
資産形成は少なくとも2段階ある、と私は思う。
① 種を作る
② 増やす
30年前から株式投資をしているけれど、最初の10年はまったく資産は増えず、次の10年は家事育児でパソコンを開く余裕すらなかった。
あることがきっかけで投資を再開したところ、10年で金融資産だけで2500万円ほどになった。
最初の10年まったく成果が出なかった理由は①がやれてなかったから。
ぶっちゃけ普通に働いているなら、②はやらなくて①をしっかりやってたら人生でお金に困らないし、逆に①をなおざりにして②ばかりに注力しても、かけた労力に見合う結果を得るのは難しい場合が多々あるのではないだろうか。
少なくとも、私はそうだった。
だから私は資産形成で1番大事なのは、種銭を作る事だと思う。
その方法はいたって簡単。
収入の一部を貯める。
それだけ。
当然、株を買うには資金が必要だから、株式投資を行うにあたり種銭を用意しない人はいないとして、種銭を作り続ける人はどれくらいいるのだろう。
私はそこが大事だと思っている。
従ってより正確に書くと、資産形成で1番大事なのは
種銭を作り続ける事だと思う。
収入の一部とは具体的にどれくらいかというと。
この本では
「稼いだものの10分の1を取っておく」 とされている。
こちらでは
「4分の1天引き貯金法」 と言うことで、収入の25%。
私が見た中で最も高い割合だったのはこちら。
脅威の40%超え‼️
そりゃ1000万円くらいすぐ貯まりましょうよ。
と言う感じで、貯める割合はそれぞれだが、大事なのはとにかくお金が入ったらまず分けること。
10%は残そうじゃなくて、まず最初に決めた割合を取り分けるのだ。
私は当初、それで何か変わるとは思えなかった。
でも、10年以上の時間と多くの労力を、シミュレーションプログラムの作成とデータ解析、有価証券報告書や四季報の読み込みに充てたが、それに見合う成果はあげられなかったし、他の方法も分からないし、ダメでも損はしないし、でとにかくやってみることにした。
10%で始めて、最終的には20%をまず貯めるようになった。
これは習慣となって現在も続けているのだが、その結果どうなったか。
『バニロンの大富豪」で
・・・なぜそうなのかは分からないのですが・・・間もなく、以前よりも金が簡単に手に入るようになったのです。
と言うくだりがある。
私も同じような感覚がある。
なぜだか分からないけれど、1年後には気持ちに不思議な余裕のようなものが生まれていた。
あの感じは、言葉で説明するのが難しい。
明確な根拠は示せないけど、とにかく私は大丈夫だ、みたいな。
軸が定まるとその他も自然と整い、運も大いに味方してくれるようになった。
特に頑張ったとか節約をしたという意識はなく、何もしていないのに気がつくと(3年弱くらい?)100万円以上貯まるようになり、それを高配当株に投資して、配当金も合わせて貯めて、一定額になったらまた高配当株を買う、を繰り返した。
資産が1000万円を超えたのはいつだっただろう。
主観的な印象だが、評価額を計算するたびに資産額が増えていったように思う。
私は老齢年金の支給開始まであと12年。
このまま続けていけば老後資金2000万円はクリアできそうなので、少しホッとしている。
もっとも藤巻健史さんが警告されているように日本がハイパーインプレに見舞われたらいっかんの終わりなのだけど。